空調設備は昔のように「部屋を冷やす」「部屋を暖める」という単純な働きだけではなく、空気清浄やハウスダスト対策、エリア別の温度設定など、多彩な働きを持つようになり、私たちも驚いています。そのため、環境条件にピッタリ合う提案が可能になりましたが、反対に、環境条件に合わなければ、理想の効果を得られないシビアなものになっているとも言えます。

空調設備の中はホコリとカビでいっぱいです

空調設備は、室内の空気を吸引して機内に取り込み、機械内の配管を通して冷やす・温めるをして、再び室内へ放出する、という仕組みが基本です。
そのため、空気中の小さなホコリやカビなどが機械内に蓄積していきます。もちろん、フィルターが取り付けられてはいますが、フィルターの目を通る小さなホコリやカビがあるため、完全に防ぐことはできません。仮にそのようなフィルターがあったとすると、空気そのものが通らなくなってしまいます。
ホコリやカビが溜まると、空調設備の機能を弱まらせてしまい、果ては動作ができなくなってしまいます。
ホコリやカビは、中の水と混ざり合うと、ゼリー状のかたまりとなり、エアコンの配管（ドレン）を詰まらせます。
このゼリー状のかたまりは「スライム」と呼ばれています。ゲームでは愛らしいキャラクターですが、空調設備の故障の大きな原因で、衛生上も良くありません。

メンテナンスは、空調設備のリスクマネジメント

空調設備は、仕組みを単純なもので説明すると、室内機、室外機、そして双方をつなぐ配管で構成されています。
建物の規模が大きくなると、室外機の数量を増やしたり、パワーの大きいものにしたりする上に、建物のなかに通す配管の長さも長くなります。
空調設備が故障すると、故障の原因がはっきりするまで、夏は暑さ、冬は寒さを強いることになります。
故障によっては、本修理前に応急処置をする場合もありますが、故障箇所がわかるまで時間がかかるかもしれません。
「備えあれば患いなし」。定期メンテナンスを行うことで、致命的な故障にならないためのリスクマネジメントをしませんか？

結城設備サービスでは、ご予算や設備の規模などによって、メンテナンスプランをご提案いたします。